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主に東方の個人的考察

博麗霊夢は現代日本語は喋れない

現在標準語とされる言葉は明治期に明治政府によって制定された標準語なので江戸末期に日本から分離した幻想郷では通じない。
そもそも言葉とは使う者がいて使う内に変化していくもの。渡来人は除くとしても幻想郷は千年以上生きる妖怪やなにやら解らないものが多数住んでいる。日本の古い妖怪になるとどうしても今の西日本に偏るのでせいぜいよくて江戸の関西弁交じりの今と違う言葉が話されている。
今の我々が使ってる言葉は方言だったとしてもだいぶ濃度は薄まっている。テレビやラジオが何十年もかけて標準語なるものを広めたので方言お国言葉というものはだいぶ変わってしまっている。年配の方の方言が全部わかるって人は少ないのではないだろう。外国語も入ってきてイントネーションや発音そのものも変わってしまっている。言葉はそうやって変わっていく。
しかし江戸までは訳が違う。各藩は機密性が高く排他的だった。日本が一つの国っていう考え方は明治以降できたもので、江戸までは天皇を頂点に各国がそれに追従すうる方式だった。藩=国と考えるとわかりやすい。幕府の廃藩姿勢もあって各国は排他的になるし人の出入りが制限される。結果としてお国言葉が進み独自色が強くなっていく。そのピークが江戸である。
江戸のあとは明治になり各国から1つの日本という考えに変わってくる。欧米列強に対抗するためにそうする必要もあったのだけど。大正昭和になるとラジオテレビなどで急速に方言が薄まっていく。
幻想郷と別れて150年たっている。互いに独自の言語が生まれ変動しているはず。そもそも幻想郷には今の標準語が入ってきてないので同じになりようがない。
明治の言葉を読めてもスムーズに話せる人間は少ないと思われる。
外の世界から時々人間が入ってくる都合上幻想郷も言語は動くが外とは同じにならない。

外から来た早苗などは単語はある程度解っても言葉が通じないってことは多々あると思われる。神奈子様などは懐かしい言葉というかもしれないが。
勿論千数百年寝てた太子様や白蓮などもいきなりは言葉が通じないと思われる。飛鳥時代 平安時代の人だから。というよりこの二人自体言葉が通じない可能性が高い。時代に400年ほど違いがある二人だから。

人間と関わることが多い妖怪ほど早く言葉が変わっていくだろうし逆にかかわらないものは電波は遅い。そして長く生きてるほど変化しにくいお互いに干渉しあうから日本語に近いとおもうけど全然解らない言語が幻想郷語と話されている可能性もある。

教科書で習う古語より古くから生きてるものとか古語普通に使ってたぜって人?も結構いるのだから。